教育

小学校教師になるには

職員室前

資格取得の方法が複数ある小学校教諭

小学校教諭になるには、教員免許が必要です。
免許取得の方法はいくつかあるために、自分自身にあった方法を選ぶことが重要になってきます。

また、小学校教諭普通免許状には、大学で取得できる1種免許状、短大で取得できる2種免許状、大学院で取得できる専修免許状の3種類があります。
最も一般的なのは1主免許状を取得することです。

大学の教職課程を受講しても中学や高校の教員免許は取得できても小学校の教員免許は取得できないということがほとんどです。
そのため、小学校教諭になりたいと思っている場合には小学校教諭になるための教育課程のある学校に進学することが多いです。

しかし、大学の教職課程を受ければ小学校の教員資格認定試験を受験することで二種免許状を取得することもできます。
そのため、中学や高校の教員免許を取得しながら並行して小学校教員資格認定試験を取得するための勉強をするということも可能です。

他にも中学や高校の教員免許を取得していれば通信教育で小学校の教員免許を取得することができます。
そのため、中高の教員免許を持っている人が通信制の学校に入学をして小学校教職課程を経て小学校教諭の免許を取得するケースもあり、小学校教諭の資格を取得する方法は様々なのです。

小学校教諭の就職事情

教員免許を取得したら各都道府県で実施されている教員採用試験を受験して公立小学校の教員として働くことを目標にすることが多いです。
もちろん私立小学校で働くことも可能ですから、私立小学校で働くことを希望する場合には各私立小学校が行なっている教員採用試験を受験します。

教員採用試験の倍率は年々下がってきており、現在は4倍であると言われています。
4倍でも十分に多く見えますが、これは中学校の教員採用試験の倍率の半分です。
ただし、地域格差が広がりを見せており、地域によって採用者数も倍率も差がありますから、地域を選ぶことも一つの選択肢です。

小学校教師は大変な仕事

小学校の先生というのは大変な仕事です。
子供の頃は夏休みが長く、先生は楽でいいなと思ったことがある人も少なくありません。
しかし実際には夏休みにも登校をして業務をこなしていますし、登校日やプール指導、研修といったものにも参加しているので夏休みも結構な日数仕事をしているのです。

また、教科指導だけでなく、生活指導をしなければならないですし、日々の仕事も沢山あります。
そのため、子供が好きであること、小さな成長を見逃さずその成長を喜ぶことができること、責任を持って指導にあたれることというのがとても重要になります。

そして、小学校教師というのは児童の指導をするだけではなく保護者対応も必要です。
自らの教育理念をしっかり持ち、保護者とも連携を取りながら教育に当たることが必要です。