医師になるには医学部へ
医師になるためには、医学部国家試験に合格して医師免許を取得しなければなりません。そのためには医学部に通い必要な単位を得ることが必要です。医学部に入るのも大変ですが医学部に入ってからも大変でしょう。
国立の医学部であれば現役で入る人がごく少数で一浪や二浪して入学してくる人も少なくありません。さらに、学校に入ってからも勉強が大変であるために、人によっては留年をしてしまうケースもあります。
そのため、大学に入るためにもしっかりと勉強することが必要ですが、入学後も勉強をしっかりしなければならないのです。学校の授業数も多いですし、レポートや課題も多いですから、大学にいる間はなかなかアルバイトをする時間も遊ぶ時間も見つけられないことが多いでしょう。
国家試験についても同じで、学校の授業以外に国家試験対策の勉強をする必要があります。また国家試験の合格率は90パーセントと大変高いものですが、これは試験対策をしっかりとして試験に臨んでいるからのことです。医学部に入れば医者になれるというわけではなく、6年間しっかりと勉強するから国家試験に合格できます。
医学部のある大学とは?
平成28年度の時点で、医学部のある大学は全国で81校となります。具体的な内訳は、国立大学が42校、公立大学が8校、私立大学が30校、防衛医科大学の1校です。「医学を学ぶ」という目的こそ同じでも、いずれの学校でも授業料や校風などは大きく異なるため、自身に最適な学校を探すのは苦労するでしょう。
多くの大学では入学希望者のために体験入学やオープンキャンパスなどを行っているので、どのような学校なのかを知るには、実際に足を運んでみることも大切になります。
病院の情報を得る方法
医師の雇用形態は常勤医、非常勤医、スポット勤務など様々ですが、昨今ではアルバイト雇用の医師も増えています。非常勤医は曜日や時間を決めて働くことができ、アルバイト雇用も多いものです。
アルバイトであることに不安を感じる人もいるでしょうが、医師のアルバイト時給は高額ですし、診療科や仕事内容も選んで就職ができるという点では労働環境も優れています。働く場面について視野を広げることで、医師としての症例を増やすことや、最終的に勤務する病院を比較検討するための情報収集としてもよいでしょう。就職先に悩んでいる人や、開業のために症例数が欲しい場合や給与をより得たいという場合には、専門の求人サービスを利用してアルバイト先を探すことがオススメです。
医師として働くには
国家試験に合格することは医師としてのスタートラインに立った状態であり、ゴールではありません。また国家試験に合格をしたら研修医を経て医師となりますが、仕事をするためにはクリニックに就職することが必要です。この就職先を決めることはとても大変なことであり、医師としての人生を決めるとても重要なものとなります。
クリニックを選ぶこと、そして自分の診療科を選ぶことは医師としての方向を決める重要なことです。職場内の人間関係や労働環境、設備、様々なことを考えて選ばなければなりません。
しかし、これらの情報は全て開示されているわけではないですし全ての病院情報を知ることは不可能です。そこで効率良く病院情報を得ることが必要になってくるといえます。