教育

中学校教師になるには

学校の水飲み場

中学校の教員免許を取得するには様々な方法がある

中学校の先生になるには中学校教諭の教員免許状を取得しなければならないです。
この教員免許を取得するには教職課程のある学校で単位を取得すれば良いので、様々な方法で免許の取得ができます。

中学校の先生になる頃が夢だという人は教育学部や教育大学に通って教師になるための勉強をすることが一般的です。
しかし、中には特に将来の仕事を決めていないという人もおり、そういった人の中には保険をかけるために教員免許を取得するということも少なくありません。

大学の中には教職課程と呼ばれる教員免許を取得するために必要な授業が受けられる学校があります。
これは、学部や学科の授業内容に応じて取得できる免許の科目が決まるものであり、教師になるかどうかということは受講条件にはありません。
あくまでも、自分が履修を組む際に教職課程の科目を受講して、必要な単位を取得することと教育実習や介護体験といったものをきちんと行えば卒業時に教員免許が取得できるのです。

そのため、中学校の英語教諭になりたいと思った場合には、教育大学に行かなくても教職課程のある大学の英文科に通って教員免許を取得して英語教師になるということもできます。
自分が専攻したい授業内容や教職課程の有無を確認した上でこういった選択をすることはとても有効な方法です。

また、中学の教職課程を取るならば合わせて高校の教員免許を取得するための授業を受講して中学と高校の教員免許を取得することがオススメです。
特に私立の一貫校の採用試験を受ける際にはどちらの教員免許も取得しておくことが条件となることがあります。

教員採用試験に合格する

教員免許を取得しても必ず教師になれるわけではありません。
公立の学校で教師になるためには地域の教員採用試験に合格しなければ教師になれません。
教員採用試験に合格すれば、正規採用の教員として中学校に勤務することができます。

現状では中学校の教員採用試験の倍率は7倍であると言われています。
年々倍率は下がりつつありますが、地域によって倍率には違いがあり、採用数の少ない地域ではかなり狭き門です。

講師として働く

教員採用試験に不合格となれば講師として働くこともできます。
講師は臨時的任用教員と呼ばれているものであり、常勤講師と非常勤採用の教師のことです。
常勤講師は正規採用に近い雇用形態で働きますが、非常勤講師は決められた科目だけを担当します。

講師としての経験を積むことは教育現場での実戦経験を身につけることができるので、とても有効なことです。
また講師として仕事をしながら教員採用試験の対策をして正規雇用として仕事に就くための準備をするというのが、近年では一般的なルートとなりつつあります。