教育

高校教師になるには

サラリーマンの後ろ姿

高校教諭になるのに必要な資格

高校教諭になるには高校教諭の教員免許状が必要です。
これは、他の中学や小学校の教員免許場状では意味がなく、きちんと高校教諭の資格を取得しなければなりません。

免許を取得するには、大学で所定の単位を取得して教育実習に参加することが必要です。
多くの学校が教職課程では中学と高校との免許が取得できます。

高校の教職課程の方が必要な単位数が少ないために、中には高校の教職課程のみを受けるという人もいます。
しかし、中学と高校とでは教職課程で必要な単位は重複しているものがほとんどですから合わせてどちらの教職課程も受講するのがオススメです。
どちらの免許も取得しておくことで勤務先の選択肢が広がります。

高校教諭として働くには

教員免許を取得したら、教師として働く学校を探さなければなりません。
公立の場合には都道府県や政令指定都市が実施する教員採用試験に合格することが必要です。
かなり難関であり、合格することが難しいので、最近は教員採用試験を受けながら非常勤講師として働いていたり、私立学校で働いていたりするケースがほとんどです。

私立学校で働く際には、中高一貫校の場合には中高どちらの教員免許も取得しておくことが条件となる場合があります。
そのような時のためにも教員免許は中高両方の免許を取得しておく方が良いのです。

高校教諭は意外と忙しい

学生時代、誰もが先生は楽な仕事だと思ったことがあるものです。
特に長期休暇になれば何十日と連休が取れるために、とても良い仕事だと思われることが多くあります。

しかし、高校教諭というのは意外と大変なものです。
長期休暇も補習や部活の指導、学校運営業務、研修、その他雑務があるために意外と学校に出勤をしています。
そのため休日数は一般企業と変わらないですし、顧問の部活動や役職があれば休日出勤により週休二日以下の勤務となることも少なくありません。

中学教諭と高校教諭の違い

同じ先生でも中学と高校では何が違うのかということを疑問に思う人も多いものです。
科目が同じでも、高校になればさらに細分化がされていきます。
これは高校の授業が中学よりもさらにハイレベルで専門的な内容になるためです。

また、高校教諭はこれから社会に出て行く生徒の生活指導にも関わっていきます。
中学でも生活指導は行なっていますが、より厳しくなりますし思春期で難しい時期でもあります。
特に進路について深く考える時期であるために、子ども自身の興味関心や適性を見出しながら進路指導を行わなければならず、授業外での生徒のケアもとても重要となってくるのです。